鷹之資さんと壱ろはさんは、お2人とも幼稚園から学習院ですね。
伝統を重んじた学習院幼稚園への挑戦
はい。主人は歴史があり伝統を重んじている学校として、もっともよいのが学習院だと思っていたようです。募集人数は男女とも20数名と少なく、「念のため、他にもうひとつくらい受けたほうがいいのではないですか?」と言ったら、「僕たちにできることは誠意を示すことだよ」「幼稚園は義務教育ではないから行かなくてもいいわけだし」と。主人としては、ここに行きたいと決めたら、滑り止めなどは考えないのが美学だったようです。
主人と面接に行ったときは、私たちも非常に緊張していました。「お父様とお母様から一言ずつお願いします」と言われると、主人は園長先生たちの前で学習院への熱い想いをひたすら語り続け、演説のようになってしまったんです。(笑)ああ、もうダメだ… と思いましたが、おかげさまでなんとか合格をいただくことができました。


芸能活動をしながら大学まで進学されたのですね。
主人は子どもたちにどうしても大学まで行ってほしいと言っていました。昔は歌舞伎役者は芝居さえできればいいという風潮があったと聞きます。
最近は歌舞伎界でも大学を卒業された方が増えてきていますが、「学校なんか行かなくていい」と言う方もいました。昔は小中学校でも「芝居があります」と言えば早退できたそうですが、今はどちらの大学も出席日数などが重視され特別扱いはありません。高校でも芸能コースがある学校でなければ、両立しながら通うのはとても大変です。でも主人には、役者である前に一人の人間として、社会人の常識を持っていたほうがよいという考えがあったと思います。

鷹之資さんは大学で経営学の勉強を?
幼稚園から大学まで続く学習院での成長
はい。2022年に経済学部経営学科を卒業しました。経営学を学ぶことで、一般社会に通じるものの見方ができるようになるのではないかと、彼なりに考えて決めたようです。最近では役者にも自己プロデュース力が求められますし、そういった意味でも経済や経営を学ぶことから得るものは多かったと聞いています。
鷹之資が大学に進学した頃は、ちょうどコロナ禍が重なって大変な時期だったんです。大学に行けなかった分はオンライン授業などで対応して、なんとか4年で卒業することができました。大学生の4年間は勉学だけでなく、学友や先生達との交流で見識を広げる貴重な時期だと思うのです。みなさんが同じ思いをされているし、仕方のないことですが、キャンパスライフに制限があったのは残念なことでした。

壱ろはさんは文学部に在学中ですね。
壱ろはは4月から文学部日本文学科の4年生で、来年卒業予定です。主人の影響もあって、子どもの頃から読書が好きで、日本舞踊をやる上でも役立つことがあると思ったのではないでしょうか。文学部は卒業論文を提出しなければ卒業できません。テーマはもう決めているようで、指導していただきたい先生もいて、真面目に取り組んでいるようです。
学習院は中高が女子部で、6年間女子だけになりますので、憧れの先輩もいて大学生活もとても楽しんでいるようです。

《出演のご案内》
JAPAN THEATER『SEIMEI』出演決定!
【東京公演】 3月1日(土) ~23日(日)
会場:THE ATER MILANO-Za
玄武 ・・・中村鷹之資
詳細は公式サイトをご確認ください。
https://japantheater.com/

『いろは会」開催決定!
5月18日(日)
会場:国立文楽劇場
《第2部》常磐津『羽衣』
天女 ・・・芳澤壱ろは
詳細は以下のサイトをご確認ください。
https://www.tennoujiya.com
『花形舞踊公演』出演決定!
6月21日(土) 11時開演/16時開演
6月22日(日) 11時開演
会場:京都芸術劇場 春秋座
「小栗判官車街道」お駒 ・・・芳澤壱ろは
長唄「新鷺娘」 ・・・芳澤壱ろは
詳細は以下のサイトをご確認ください。
https://www.tennoujiya.com

歌舞伎『刀剣乱舞』出演決定!
【東京公演】 2025年7月
会場:新橋演舞場
【福岡・京都公演】 2025年8月
会場:博多座・南座
同田貫 正国・・・中村鷹之資
詳細は公式サイトをご確認ください。
https://kabuki-toukenranbu.jp/

《書籍のご案内》
〜その愛につつまれて〜

渡邊 正恵(わたなべ まさえ)

《お知らせ》
婦人画報(株式会社ハースト婦人画報社)
2025年2月号に掲載されました。
ぜひ、ご覧ください!

『十三夜会』奨励賞を受賞しました
12月吉例顔見世興行において、
『十三夜会』令和6年12月月間賞の奨励賞を
いただきました!
